当社では BizVektor という WordPress のテーマを使ってサイトを構築することが多いです。
最近、BizVektor のパンくずリストで以下の警告メッセージが表示されることがありましたので、その原因と対策をメモしておきます。
Warning: explode() expects parameter 2 to be string, object given in /home/*******/www/wp-content/themes/biz-vektor/module_panList.php on line 131
Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/*******/www/wp-content/themes/biz-vektor/module_panList.php on line 132
調べてみたところ、WordPress で以下の条件が重なるとこの現象が起きることがわかりました。
- BizVektor を使用している。
- カテゴリーが設定されていない記事を表示する。
- php.ini の設定が display_errors = On になっている。
WordPress でカテゴリーを設定しない記事って書けるの?
WordPress には [投稿用カテゴリーの初期設定] があり、投稿時にカテゴリーを指定しなかったときにはこのカテゴリーが自動的に設定されるようになっています。
ところが、hpb pad for WordPress というスマホアプリを使って投稿するとカテゴリーを設定しない記事を投稿することができるんです。
このとき、BizVektor をテーマとして設定してあると、警告メッセージが出力されます。
警告メッセージが出力されますが、コンテンツは正常に表示されます。
php.ini の設定について
以下のように使い分けるべきと考えます。
- display_errors = On
エラーを表示する。発生するエラーをチェックしたいとき(開発段階のデバッグ)に用いる。 - display_errors = Off
エラーを表示しない。ホームページを公開したらこちらに設定して運用する。
今回使用したホスティングサービス、さくらインターネットは display_errors = On が標準設定になっているみたいです。
そこで、php.ini に display_errors = Off を追加したら警告メッセージが表示されなくなりました。
hpb pad for WordPress はけっこうおすすめです
hpb pad for WordPress はジャストシステムがホームページ・ビルダーと組み合わせて活用するために開発したスマホアプリで、無料で配布されています。
アプリの名前からすると、ホームページ・ビルダーを持っていないと使えないような印象を受けますが、ホームページ・ビルダーを使っていなくても、このアプリを使って WordPress の更新や管理を行うことができます。
BizVektor にはブログに加えて「お知らせ」というカスタム投稿タイプがありますが、hpb pad for WordPress はカスタム投稿タイプに対応しているので、ブログの記事だけでなくお知らせも投稿することができます。これは WordPress の公式スマホアプリにもないありがたい機能です。
スマホアプリからお手軽に投稿したいという方は多いと思いますが、WordPress + BizVektor には hpb pad for WordPress がベストでしょう。
ただし、この3つを組み合わせて使うときにはこの記事に書いたカテゴリーの件は要注意です。
コメント
くりっく先生、こんばんは。
最近 BizVektor を使用して WordPress サイトを
制作しました。
はじめての WordPress ・・・
エラーがたくさんでました。
先生がいつも言われているとおり、
実践してみると色々勉強になります。
これからも貴重な情報を
よろしくお願いします、
abin さん、こんばんは。
BizVektor は使いやすいですね。
私もここのところ、使う機会が多いです。
制作したのは前回FTPで作業していたサイトでしょうか。