ロールオーバー効果とは?
ブログやホームページでリンクが設定されている画像にマウスを合わせると、画像が明るくなったり別の画像に切り替わったりすることがあります。
このことを ロールオーバー効果 とか マウスオーバー効果 などと呼んでいます。(以下、ロールオーバー効果)
ロールオーバー効果をつけておくと、そこにリンクが設定されていることが分かりやすく、クリックしてもらいやすくなります。
ロールオーバー効果をつける方法はいくつかあります。
マウスを合わせたときの画像を別に用意しておいて、JavaScript や スタイルシートで切り替えるやり方が従来は一般的でした。
しかし、設定対象の画像がたくさんある場合、例えばブログの記事に載せた写真をクリックして拡大表示して見てもらう場合には、別画像を用意する手間がわずらわしく、上記のやり方は現実的ではありません。
CSS3 によるロールオーバー効果
そのような場合は、CSS3 で追加された opacity というプロパティが手軽でけっこう役に立ちます。
スタイルシートに以下の行を追加するだけで、リンクが設定された画像にマウスを合わせたときに画像が明るくなります。
a img:hover {
opacity: 0.7;
}
さらに、CSS3 の transition プロパティを使うと画像がじわぁ~っと切り替わるようにできます。
a img {
transition: all 0.3s ease-in-out 0s;
}
a img:hover {
opacity: 0.7;
transition: all 0.3s ease-in-out 0s;
}
opacity と transition を使う上での注意点
opacity と transition はブラウザの種類やバージョンによっては動作しません。
例えば、WindowsXP で使われている Internet Explorer 8 以下のブラウザでは動作しませんし、Firefox だとじわぁ~っと切り替わりません。
より多くのブラウザ環境で期待した通りの動きをさせるためには上記に加えてさらに何行か書かないといけませんが、ブログに載せた写真に設定する場合のように
動かないブラウザがあってもあまり気にしない
というときには使えそうです。
ということで、このブログのスタイルシートに上記の設定を追加しました。